UA-233109562-1 FIRST TOPPING収録曲解説 - UFKオフィシャルサイト      

FIRST TOPPING収録曲解説

UFK / FIRST TOPPING(2022年8月リリース)

1.金色のマイスター ~生の達人~ Meister

オープニングはキーボードなども使った軽快な感じから。隠喩ではありますが、ビールそしてビアガーデンなどが大好きな私が、ここ数年のステイホームで家飲みをしていた時期に、「グラスがたっぷり汗かいた金色のアレ!」「名人が巧みの技術で注いだモノホンの生!」が早く飲みたい!という気持ちを少しばかり漏らした曲。

 

2.非日常のカガミ

2001年頃に所属していた友人(中村サトシ)のバンドで担当した曲。キャッチーなリフと中盤で徐々に上げていくボーカル、後半のレゲエ調のパートと何かとノリやすい。1曲目とは異なる切り口でアルバムの勢いを加速させる為にここに配置しました。

 

3.TEMPT YOUR FATE!

コンセプト曲。『カオス理論』の初期値鋭敏性、予測不可能性を通じた、自分というちっぽけな存在も大きく変わる可能性があるし、世の中に影響を及ぼす存在にもなりえるのだ、という「あきらめずに運命を変えよう!」という事を言いたい詩。でしたが、「諸行無常~」などの平家物語の詩や仏教系の4文字熟語なども混ぜて節をとってしまい、若干混乱気味ではあります。曲調もスローロックに和風民謡的なテイストもまじえる事が出来、色々な切り口のある曲となりました。

 

4.ひとりのみち

序盤のロックバラード。懐かしさのあるメロディーと徐々に上がって行くキーチェンジで最後は盛り上がって行きます。ボーカルも低音がメインで強弱を丁寧につけてみました。詩は何となく独身である自身に似たモデルをイメージ(厳密に正確な心境ではございません)。

 

5.中年ブースト

中年になりかけた頃に勢いで作った曲。醜くなりつつある中年の自分に対する自己嫌悪と「でも挑戦してワクワク張り切ったりして何が悪い」という開き直りがメイン。とはいえ、現実的な視点や不安・心細さが入り混じっており、不器用に強がっているという奇妙な『中年ボーヤ』を描いたミドルスピードロック!

 

6.最強チャーシューの唄

色々と作詞に迷っていた時代に単純に語呂だけで使いやすい「チャーシュー」を連呼して強引に仕上げたのが原曲。行きつけのカラオケ飲み屋で仲の良い友達とアカペラで唄いながら、友達にも考えてもらったフレーズをくっつけて行った為、不思議な詩になりました。基本日本のラーメンのチャーシューしか念頭になかったですが、途中で本場中国のチャーシューへの気遣いなども必要だな、とまたまた強引な単語をつけてしまいました。曲調はベテランジャズミュージシャン方が子気味良いファンク調のアレンジをしてくださいました。感謝の一品!

 

7.風吹烏のSAFE HAVEN

当初本曲がない8曲構成の予定でしたが、「チャーシュー」と「シバイヌ」の間に落ち着いた曲がまともな曲があった方が良いと感じて追加した曲です。アコースティックギターで始まる初挑戦と自分としてはかなり低音で大部分を続ける点でチャレンジした曲。また、ソロ明けは他曲とは違い、しっかりとハモリラインを決めて歌ってみました(他のハモりは基本適当)。ギターソロやベース・ドラムにもフォロー頂き、何気にしっかりとした良曲になった気がします。『Haven』は『避難所』の意味。

 

8.夜明けのSHIBA-INU!

本アルバムの影の主役『柴犬』についての個人的見解を歌い上げた曲。モデルは中学時代から共に育った愛犬『トニー』(裏ジャケットなどで甘にらみしている彼。既に他界)。朝夕の散歩を担当する事が多かったが、特に朝は中々起きずにいる私に対して必死にアピールしてくるのが記憶として蘇った為、『夜明けの』という切り口で表現しました。慣れないMIDIコントローラー作曲初心者ながら、色々な展開を狙って変なコードが出てきて混乱しましたが、結果として玄人があまりやらない進行になった様です。結果オーライ。

 

9.BIG BALLS(COMIN' TO GET YA)

2001年頃に所属していた友人(中村サトシ)のバンドで担当した曲。特徴的なリフと途中からメロディーを逸脱してわめいていくボーカルが特徴のライブ向けの曲!全部英語という事で、英会話苦手なUFKの歌が意味通じているか不明ですが、何となくエキサイトしている事は伝わると考えております。個人的に大好きな曲。その昔ライブではボールをイメージして跳ねてましたが、中年になった現在それをやってもつのか、という問題もあります。とはいえ、中村君2曲(2曲目と本曲)も貸してくれてありがとうございました。